住宅確保給付金申請手続き
皆さまお久しぶりです。
いきなりですが、最近住宅確保給付金なるものを申請しました。
コロナによる休業やら失業やらで収入が減った人に対する公的なサポートとしてこの制度に注目が集まってますよね。
私は先日4/2と4/9に分けて申請の手続きをしましたので一連の流れを書いていきたいと思います。
結論から申し上げると、「わりと簡単な手続きだな」と思いました。
もともとコロナで住宅確保給付金について色々情報が出てくる少し前に知って近くの社会福祉協議会に行きました。
3月中旬くらいでしょうか。
社会福祉協議会と同じ建物内にある「しごととくらしセンター」なる場所に予約もせず、ふらりと行きました。
しごととくらしセンターや社会福祉協議会でのサポートが有名になる前?だったようですぐに職員さんが出てきてくれました。
職員さん「どうしました?」
私「住宅確保給付金の申し込みをしたいんですけど」
職員「どこで知りました?」
みたいなやりとりをした後、軽く現状のヒアリングをされました。
「現在何をしているか?なんで申し込みするのか?現在の貯金やアルバイトの収入はいくらか」
住宅確保給付金はあまり使う人がいない制度なのか、職員さんもあまり制度について理解してないようでした。
たとえば、毎月の収入がいくら以下だと貰えるのか等について知識がなかったように思います(私はある程度調べてから行ったので知ってました)。
しかしながら、職員さんは上の人に聞いて答えてくれる等誠実に対応してくださいました。
ネットを見ていると、職員さんに冷たい対応された〜と書いている人も散見されますが、致し方ないことでしょう....
初日は20分くらいでヒアリングと説明が終わりました。
次に「くらしとしごとセンター」へ行ったのは4/2です。
4/2には事前に持ってくるよう言われた書類を持って行きました。
持って行った書類は下記の通り。
・預金通帳コピー
・賃貸借契約書コピー
・身分証明書コピー
・直近3ヶ月分給与明細コピー
・印鑑
・履歴書(後で求められるので先に持って行っちゃいましょう)
(すみません、記憶なので不足資料があるかもしれません)
住宅確保給付金は「くらしとしごとセンター」が窓口になっています。名前からわかるように、「くらし」と「しごと」です。
申請に当たっては担当者が2人つくみたいです。
1人は「くらし」の担当者。この人はお金の管理やら具体的な申請の手続きを担当するようです。
もう1人は「しごと」の担当者。こちらは就職に向けたサポートをしてくれます。ハローワークみたいな感じ。ハローワークよりも親身な感じですね。もちろん、職員さんによるとは思いますが。
これ以降はこの2人と基本的に毎週面談のようなことをすることになります。
4/2は面談や説明で2時間くらいかかりました。ちょうどこの時あたりから社会福祉協議会もセンターも予約が無いと対応してくれなさそうな感じです。
もっとも、本来予約すべきもののようですが。。
4/2はまず、「くらし」担当から住宅確保給付金についての詳細な説明と実際の申請に必要な資料の書き方の説明などを受けました。
この時に大家さんに書いてもらう書類やハローワークで書いてもらう書類を貰いました。
「しごと」担当からは
「どんな仕事を希望しているか」
「前の職場ではどんなことをしていたか?」
「前の職場を退職したのはなぜか?」
「資格は何を持っているか?」
等よくあることのヒアリングを受けました。
話好きな方だったのと、職員さんがFP2級の勉強中だったので私がFP1級を持っていることについて色々話しました。
これがなければおそらく面談時間は1時間前後くらいだったと思います。
4/2は色々書類をもらって終わりました。
次に私がしたのは
「入居住宅に関する状況通知書」
(大家さんに書いてもらう書類)
「(名前忘れたけどハロワに書いてもらう書類」
の準備です。
まず、「入居住宅に関する状況通知書」は大家さんのポストに手紙を添えて投函しました。
「ハロワに書いてもらう書類」は4/7にハロワに行って書いてもらいました。
ハローワークは激混みかと思ってたらそうでもなかったですね。
でも、ハロワの職員さんも「入居住宅に関する状況通知書」は初めて見たらしく、「なんぞこれ」とでも言いたげな表情をしてました。
どう書けばいいのかわからないようで、隣の人や後ろにいる人に色々聞いてました。
それでも30分くらいしたらハンコも押して書類を返却してくれました。
私の場合は少し特殊だったようで、それも手こずらせた一因だと思います。
(昨年雇用保険の基本給付を申し込みハロワに登録するも、アルバイトで社会保険に加入していたので基本給付が結局もらえず、登録が閉鎖?されてた)
とりあえず、ここまでできたら申請手続きは90%終わったも同然です。
4/9の面談の際に
「入居住宅に関する状況通知書」
「ハロワに書いてもらう書類」
「印鑑」
を持っていきます。
「くらし」担当者にこれらを渡すといよいよ「住宅確保給付金申請書」をもらえます。
これをその場で記載して全ての書類が揃うと申請準備が完了です。
その日も1時間ほど「しごと」担当の職員さんとも面談して終わりです。
ここまでの手続きをして初めて申請が完了して、4月の末頃に「大家さんの口座」に直接家賃が振り込まれます。
私の場合は家賃が58,000円で、住宅確保給付金による補助は53,700円(単身なので)です。差額の4,300円は私が直接振り込みます。
結婚されていたり、子供がいたりするときは補助金額も増えてきます。
4/9で一通り申請手続きは終わりましたが、これ以降も毎週くらしとしごとセンターでの面談をしなければなりません。
また、企業の求人に申し込むことも何週間に何回やらなければならない等のルールもあります。
その証拠として、
2つの書類を毎週の面談の際に持参しサインを貰わなければなりません。
1つが「職業相談確認票」、もう1つは「常用就職活動状況報告書」です。
「職業相談確認票」は「総合支援資金」という文言もあるので、住宅確保給付金以外でも使う書類かもしれません。
ここまで文字ばかりですみません。
※ちなみに、住宅確保給付金は雇用保険の基本給付と併用できるらしいです。
※4/20からは色々要件が緩和されて少し使いやすくなるみたいですね。現状だと離職後2年以内のような縛りがあるので。
※4/20以降、制度が若干変わるみたいなので参考になるかわかりませんが、制度自体の理解と役所の対応の下調べとして、厚生労働省が出している「生活困窮者自立支援制度に係る自治体事務マニュアル」を読んでいくくらいはした方がいいと思います。私の例でもわかるように、おそらく先方も慣れていないので。
それでは、これを読まれた方が申請から入金まで円滑に進むことを祈念して。