高校中退→Fラン→ブラック会計事務所→無職のブログ

高校中退からFラン大学、そしてブラック会計事務所に入ってしまい、そこを退職した不幸な無職青年(26歳)が這い上がるストーリー

FP1級実技試験(きんざい)④

皆さんこんにちわ

 

今日まで4回に分けて書いてきましたFP1級実技レポートですが、

本日が最終回です。

 

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まずは過去問通りに「直接Aさんに確認することと佐々木さんがFPとして自分で調べることを挙げてください」と言われて。上記の2つを挙げた。

反応はよく覚えていない。何か2言3言やりとりがあった気がする。

その後、試験官から「サブリース業者について聞くって話があったと思いますが、サブリース業者について何かないですか?」と聞かれたが、頭の中はずっと??。再び試験官から「サブリース業者なら他にも何件もサブリースしてると思うんだけど、今回の保証賃料減額みたいなことが他にもあるんじゃ?」「あ、他にサブリースしている物件で同じようなことが無いか確認します」「うん、そうだよね」。もうここら辺からヤバい。

最後まで面接と言うよりは試験官から講義を受けているような状況。

 

次が不動産を子供に贈与することについてだった。

「贈与したら課税関係はどうなる?」「暦年課税の枠は一部使っているので、精算課税を使います(もはや自分で何を言っているのかあやふや)」「(へぇ、そこで精算課税使いますかみたいな表情で)精算課税ってどんな制度?」「2,500万円まで非課税、それを超える分について一律20%の税率で課税されます」「うん」

 

次が贈与した場合の課税関係について

「建物のみ子供に贈与して、土地はAさんが所有したままならどういう関係になる?」「使用貸借です」「そうだよね、じゃあそのまま相続が起きた場合はどういう評価になる?」「(詰まって下を向いてた気がする)」「自用地評価だよね」「はい、そうです(やばい、こんなのも知らないのかって思われたかも….)」

このあたりで貸宅地、貸家建付地の評価方法の話が出てきたが、もう借地権割合と借家権割合とかの、それっぽい単語を言うだけで精一杯。

試験官から「それは〇○だよね」と訂正される始末。

おまけに、隣に座っているだけのオーラと品のある爺さん税理士がタイタニック号のように傾き始める(たぶん隣の爺さん税理士の手元を覗き込んでいた)。これが気になって仕方がない。目が「この若造は寝言を言っているのか?」と語っているようだった。

 

ここらへんで「設例は普通借家契約だけど、賃料増額減額請求はできるんだっけ?」と聞かれた。「(たしかできたよなぁ…と思いながら)記憶では増額も減額もできたと思うのですが、すみません、調べて解答させてください」と答えた。

 

次が「贈与するなら土地も建物も?それもと建物のみの贈与を提案する?」という話。

自分では「建物のみ贈与する」「理由は?」「子供は贈与税を払うほど資力がない。精算課税を使う」「精算課税はどんな制度?」「2,500万まで非課税で、それを超えた分について一律20%の税率で税金がかかる制度です」「そうだよね、精算課税のゴニョゴニョ….(緊張と焦りでよく覚えていない。たぶん、相続発生時の持ち戻しはある?みたいなことを聞かれた)」「贈与時の価額で相続財産に加算されます」「うん、そうだね」「じゃあ、精算課税摘要時に払った贈与税は相続時どうする?」「相続税から控除されます」「うん、そうだね」

 

その後もよく覚えていないが、試験官としては「土地も建物も贈与する」方向に話を持って行って欲しかったよう。私は子供が贈与税を支払えないだろうし、既に贈与は年間それなりの額をしているから、贈与税の原資を親から子供に贈与するのは意味がないのではないかという考えに固執していた。

試験官は「親がそれなりに財産あるから、親が贈与税を負担してあげるっていうのもありだよね」と言っており、「はい、そうっすね」としか私は言えなかった。

 

ここらへんで12分のタイマーが鳴り終わる。

 

最後はお決まりの関連士業について。

「どんな専門家が出てくると考えられる?」「贈与税の計算にあたって税理士、不動産の評価が必要な場合には不動産鑑定士に依頼します」「他には?」「法律関係については弁護士にお願いします」「他には?」。ちょっとうつむいて考えていたら、試験官から「所有権移転とかあるんじゃない?」と言われ、「あ、所有権移転登記は司法書士にお願いします」「他には?」まだあるか??と思っていたら、「地積が変わるとかあるんじゃない?」「地積の更正や変更登記は土地家屋調査士にお願いします」「うん、そうだね」「各種専門家と関わるときに注意しなければいけないことは?」「各士業には税理士なら税理士法などがあるので、個別具体的な話をする際はその専門家に相談するなど協力を仰ぎます」「そうだね、はい、お疲れ様でした」

 

まとめ

・日曜の午後の部だったためか、控室からトイレは1人ずつじゃなくても行けた。事前情報では1人ずつしか行けないとあったし、行くにしてもトイレの前まで係員がついてくるとあったけどそうではなかった。

・10人しかいないのかと思っていたら、一番最初に集められた部屋には60人から70人いてびっくりした。みんなスーツ。ジャケットも着ている人が大半だった。クーラーはかなり利いていたからちょっと寒かった。年齢は40代が一番多く、30代と50代が同じくらい?20代は他に2人か3人しかいなかったように見える。女性は4人くらいしかいなかった気がする。

・みんな電卓持参していた(でも、細かい計算させることはないし、問題文を読んでいる時に電卓を使用している人はいなかった気がする)。

・AP品川近くのプロントに入ったら同じテキストを開いている人がいてびっくり。

 

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実技試験全体について言えることですが、

やはり落とすための試験というよりは覚えるべきことをちゃんと覚えているかの確認テストの意味合いが強いのだと感じました。

 

実技の対策問題集には「正解はないから説得力のある受け答えを」とか「根拠をはっきり言えるように」とか書いてありますが、おそらく面接官の手元のチェックリストには用語がいくつも書かれていて、それを言えるかどうかなんだと思います。

 

いくら根拠のある独自の提案をしたところで、点数には結びつかないのではないかと感じました。

 

明日以降はずっと放置してきた「FP1級と会社法」や、最近考えたFP的存在の意義、あとは昨年私の実家等等に国税局の査察が入りましたので、その状況とかも書いて行こうと思います。

 

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写真は「金」という韓国映画です。

日本でも上映される予定なのか分かりませんが、

好きな俳優さんも出るし面白そうなので見てみたいです。

 

それではまた。